FCRキャブのガソリン漏れ
FCRに限らず、キャブレターのオーバーフローが起こる場合
いくつか考えられる原因があります。
ニードルバルブ(フロートバルブ)の不良
バルブシートの不良
動き不良や先の段差、傷など。ゴミのかみこみなど。
フロートの不良
穴あきなどでガソリンがフロート内に入ってフロートの浮力が落ちる などなど。
こんな感じな原因な場合が多いんですが、今回は
これ、バルブシートです。 右は今まで使用していたもの。左が新品。
輝きが違いますね~ が、表面の原因ではありません。
ゴムのOリングに注目してくださいな
左の新品はOリングが丸いんですが、右は取り付けられた状態のまま硬化して弾力がなくなっています。
フロートバルブ周辺の動きに関係なく、ここからガソリンが出ていました。
最低限の修理でしたらOリングの交換のみですが、お客様と相談の上、今回は周辺パーツも同時交換になりました。
多気筒の場合は症状が1気筒のみでも、一台分全ての交換をオススメします。
FCRだけでもないですが、社外キャブはここもセッティングパーツの一つです。ご注文の際は番手のチェックも必要ですよ~
取り付け前には再度、各部の清掃後に。
組み付け後は、ガソリン点滴台からガソリンを送り、取り付け状態に近い角度で様子を見ます。
流してすぐに漏れがないことを確認し放置!
30分後ぐらいに再度確認。ちょっとキャブを揺らして様子を見る。
再度放置!
を、もういいやって思うまでやって問題なしで完了。
あとは取り付けしてから様子見です~
交換したバルブシート、Oリングを外そうとしたら パキッ とゴムとは思えない音で切れました。
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